ハクサイとレタスの主力産地JA長野八ヶ岳と、きのこの主力産地JA中野市は7月14日(金)、大阪市中央卸売市場でダブルトップセールスを行いました。大果大阪青果(株)の青果売り場で、仲買人や市場関係者に長野県産ハクサイとレタス、きのこの消費拡大へ協力を呼びかけました。
JA長野八ヶ岳は全国にハクサイ12万トンレタス6万トンを供給。JA中野市はえのきたけとぶなしめじを中心に年間7万1,000トンのきのこを全国に供給しています。肥料・きのこ培地を含めた生産資材コストの上昇により農家経営が厳しい状況にあるなか、主力の2JAが複合品目を供給することによる価格向上を目的に開催しました。
JA長野八ヶ岳の津金一成組合長と、JA中野市の小林豊副組合長は「消費者の皆様に食べてもらうことが価格の回復につながる。農家は厳しい経営状況にあるが、市場への安定・継続供給を約束し、信頼ある品質を維持する」とアピールしました。
青果売り場であいさつをするJA長野八ヶ岳の津金組合長
両JAから、冊子「やさいをたっぷりおいしくレシピ100」と「きのこ女子大のヘルシーレシピ」、「野菜フリーズドライお味噌汁」「きのこスープの素」を配り、食べ方を提案しました。
配布された冊子
早朝から気温が高く汗ばむ陽気の中、多くの関係者が集まり、仲買人からは「長野県産に期待している。ハクサイ、レタス、きのこを小売店や消費者にしっかりPRし、これからも産地を応援していく」と声を掛けていただきました。
JA中野市は同日、大果大阪(株)の果実売り場で出荷最盛期を迎えるハウスブドウ「シャインマスカット」「ナガノパープル」「クイーンルージュ®」と、モモ、プラムのトップセールスを行いました。小林副組合長は仲買人に「JA中野市では、園芸ときのこの両輪で生産・販売強化を進めている。高品質でうまい果物の生産に継続して取り組んでいる」とPRしました。
果実売り場であいさつをするJA中野市の小林副組合長
JA全農長野はJAと一体となって販売価格の向上に向けて更なるPR活動の強化に努めます。