昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類へと移行されましたが、長期化したコロナ禍の影響による需要の変化、大幅な円安や原油価格の高騰による物価の上昇など、旧来の姿への回復は望めない状況にあります。また、春先の凍霜害、7月から9月の過去に例のないほどの高温は、農産物への影響が様々な品目で発生しました。このような厳しい状況のなか、生産者・JAの皆様にはそれぞれの立場で最大限の対応をしていただきました。JA全農長野東京販売事務所では、市場・量販店の協力のもと、消費者の皆様に長野県産野菜の魅力をPRする企画を実施して参りました。
期間限定のカットレタス増量キャンペーン
(株)旭物産と、需要期である6月中旬から7月中旬の期間限定でカットレタス増量キャンペーンを実施しました。通常の80g入りを110gへ増量し、パッケージには三ツ山マークを載せてPRしました。


飲食店向け月刊誌でのハクサイ、レタスの掲載と特別販売
飲食店(外食)への業務用食材・資材配送サービス「RYQUE」を手掛ける三菱食品(株)とタイアップし、月刊誌「RYQUE」7月号にハクサイとレタスを掲載するとともに特別販売を実施しました。月刊誌の表紙と紙面には「JAゼンノウナガノ特別協賛」と表記し、生産者の写真を掲載してPRしました。

三菱食品「RYQUE」の7月号
海外量販店での試食宣伝会
香港の量販店「taste」3店舗でハクサイとキャベツの信州フェアを実施しました。試食メニューの「白菜のだし煮浸し」は大変好評で通常販売点数150点のところ、宣伝会を通して900点まで伸ばすことができ、海外のお客様に本県産の魅力をPRすることができました。

香港の量販店「taste」のハクサイ売り場
タイアップ企画
昨年に引き続き、7月10日(月)から14日(金)に東京藝術大学の学生食堂「藝大食樂部」で野菜ときのこをメニューに取り入れていただきました。食堂全体にポスターや腰幕、「野菜ときのこアンケートキャンペーン」の資材などを設置し、若年層への認知度向上につなげました。


同様に、みずほ銀行本店営業所の食堂で7月25日(火)から28日(金)の4日間、ハクサイとズッキーニを使用したメイン料理4品と小鉢1品を提供しました。完売する料理もあるほど好評で、来年度も継続する予定です。


東京販売事務所は今後も量販店や消費者の声に耳を傾け、市場関係者と協力し、本県産農産物のファン拡大と消費の活性化につながる取り組みを継続して参ります。
