第77回長野県畜産共進会(肉豚の部) JA松本ハイランドの(有)岩垂原SPF農場が特別優秀賞を受賞

記事をシェア

JA全農長野は10月23日(水)、松本市の(株)長野県食肉公社で「第77回長野県畜産共進会 肉豚の部」を開催しました。

県内の養豚農家から生後150日以上180日未満の肉豚枝肉14組(雌1頭、去勢1頭)が出品され、松浦昌平審査委員長(県畜産試験場長)をはじめ5名の審査員が、個体ごとの優秀性や組内の相似性などを厳正に審査し、特別優秀賞(=県知事賞)にJA松本ハイランドの(有)岩垂原SPF農場を選びました。特別優秀賞の枝肉はモモの張りが良く、脂肪付着も均一で、全体的な体系が揃った優秀な枝肉だと評価しました。

前回から審査基準を変更し、特別優秀賞は「組の部」(雌・去勢1組)として枝肉の重量さがプラスマイナス5kg以内で雌去勢ともに斉一性が高く品質も優秀な枝肉1組、優秀賞は去勢の部と雌の部から個体ごとに審査しそれぞれ3頭を選んでいます。

今夏の豚肉相場は、全国的な頭数不足や輸入豚肉の不安定な入荷状況などの影響から例年になく高値で推移した一方、猛暑による豚の発育遅延も見られました。畜産を取り巻く環境は、飼料原料の国際的な高騰円安や原油高など様々な情勢が起因して生産コストの高止まりが続いています。また、生産者の高齢化や後継者不足、施設の朗雄休暇、地域での環境対策など、多くの課題を抱えており、豚熱をはじめとする感染症対策の再徹底も重要です。

JAグループでは生産コストの高騰に伴う価格転嫁への理解醸成活動と消費拡大を呼びかけています。全農長野畜産課は、県内で生産される安全で安心なおいしい信州産肉豚の生産基盤を維持し、農家経営安定とより一層の品質向上、消費拡大に取り組んで参ります。

web枝肉1.jpg
特別優秀賞の枝肉

web賞状授与.jpg
特別優秀賞の褒章授与

web入賞者.bmp

記事分類ごとに見る

部門別に見る

バックナンバー

Web版の記事を見る

X
MENU

光と風と水のハーモニー JA全農長野

JA全農長野が旬な情報を発信するメディアサイト GREEN RADER

 

Web版の記事を見る

閉じる