生産購買部 包装資材課の取組み

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JA全農長野包装資材課では、物流問題の解決に向けて、様々な取組身を行っています。物流業界ではドライバーの労働時間が問題視されており、2024年4月には時間外労働の上限規制が適用となりました。特に荷役時の長時間拘束が時間規制に大きな影響を与えており、今までのような運送がかなわなくなってしまう可能性があります。段ボール配送も青果物輸送もその例外ではありません。

段ボール配送

段ボール納品体制は2階上げや高積み、納品場所の整理などの荷役作業による長時間拘束、納品日・時間指定などが課題となっています。年々配送コストが増大し、段ボール価格が上昇する要因となっています。包装資材課では課題と解決策の周知を目的にチラシを作成し、JA・生産者への啓発活動を行っています。余裕を持った注文、倉庫内の整理整頓など改善に向けて協力を依頼しています。

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青果物輸送

青果物輸送では荷物の手積み・手降ろしの荷役作業による長時間拘束が課題となっています。それらの問題の解決策のひとつがパレットを使用した輸送です。

長野県内の青果物輸送では主に12型パレット(1200mm×1000mm)を使用しており、段ボール規格も多くはそれに合わせたサイズになっています。
一方、物流業界全体では11型パレット(1100mm×1100mm)になりつつありますが、現行の段ボールを11型パレットに積載すると積載効率が悪くなってしまう場合があります。それらを解決するために包装資材課では11型パレットに適合した段ボール規格の検討を行っています。

本年度は野菜5品目、きのこ1品目、果実2品目、花1品目で試験を実施しました。サイズに加え、入数や作業性、パレットへの積み方など課題は多数ありますが、長野県青果物の安定輸送に向けて、引き続き取り組んで参ります。

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webP2  ②果実.jpg

webP2  ③しめじ.jpeg

webP2 ④花.jpeg

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