和牛ワールドオークション2025に「信州プレミアム牛肉」を初出品

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JA全農長野畜産酪農課は、4月4日(金)~4月5日(土)に和牛マスター食肉センター(兵庫県姫路市)で開催された和牛オークション2025(主催/和牛マスター輸入拡大コンソーシアム)に「信州プレミアム牛肉」を初めて出品しました。

今年で3回目となる同オークションは、世界各国から牛肉取扱い事業者(バイヤー)が集まり、日本の銘柄和牛のオークションを行い、和牛の質の高さや認知度を高め、更なる輸出の拡大をはかるイベントです。

初日は銘柄和牛の食べ比べや海外でで人気の着物姿で肉をさばく「和牛着物ブッチャー(肉職人)」による肉のカット実演など様々な催しが行われました。畜産酪農課では「信州プレミアム牛肉」のブランドPRブースの出展と、「信州プレミアム牛肉」「仙台牛」「鳥取和牛」の3銘柄の食べ比べに牛肉を提供しました。来場したバイヤーから「肉のおいしさが非常に感じられる」「肉の甘みがとても良い」「焼いたときの風味がとても良い」などの評価をいただき、信州プレミアム牛肉の特徴である「オレイン酸値」の高さが評価されました。

会場では井出和士畜産酪農部長が信州プレミアム牛肉の特徴について、日本で初めて"おいしさ"を基準に認定されたブランドであること、澄んだ清らかな水と雄大な自然こそが信州プレミアム牛肉ならではの、薫り高く、とろけるように柔らかい、極上の味わいを生み出す秘訣であること、そして「牛が、いつ・何を食べて育ったか、という飼育履歴を県が徹底管理することで、消費者の皆様に安全で安心な牛肉をお届けする仕組みが確立されています」とPRしました。

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集まったバイヤーに信州プレミアム牛肉をPRする井出部長(左)

2日目のオークションには、米国、カナダ、EU、台湾、オーストラリアなどの14の国と地域のバイヤー約120名がオークション(セリ)に参加しました。神戸牛や仙台牛、松阪牛、近江牛をはじめ出品されたブランド牛ごとにチャンピオンが選ばれ、4頭出品した信州プレミアム牛肉の内のチャンピオン牛はオーストラリアから5,490円/㎏の高値でセリ落とされました。他の出品牛も3,300円/㎏以上の高値でセリ落とされる中で、信州プレミアム牛肉の品質の高さが認められる価格となりました。また、2頭は米国、1頭はカナダにセリ落とされました。米国ではトランプ政権が日本との関税引き上げを表明した直後であったため、バイヤーの対応は慎重でした。また台湾などは非常に多くのバイヤーが来場して様々な銘柄和牛をセリ落とし、購買意欲と和牛への関心の高さがうかがえました。

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信州プレミアム牛肉をセリ落としたオーストラリアのバイヤーチーム

畜産酪農課は、今後も米国を中心とした和牛の輸出事業の拡大に向け、市場会社や輸出事業者との情報交換や海外から訪れるバイヤーの視察対応などに積極的に取り組むことで、生産者の手取り拡大に努めます。また、信州プレミアム牛肉および信州和牛・信州アルプス牛の消費拡大にも積極的に取り組みます。

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