良質な堆肥の見分け方について
- 2021.01.19
- 農作業のツボ
堆肥は完熟させたものを使います。
未熟な堆肥を入れると、土の中で発酵が始まり窒素分が失われたり、農作物の根が傷ついてしまいます。
また、雑草のタネや病害虫などが死滅せず、残っている可能性もあります。
このような被害を避けるために、次の方法で完熟した良質の堆肥を見分けましょう。
①臭い
完熟した堆肥は、排泄物臭やアンモニア臭がしません。悪臭ではない堆肥特有の優しい臭いになります。
②色
糞尿や稲わらの色から、黒褐色ないし黒色に変化します。
③手触り
発酵途中の堆肥は60℃の高温で水分含有量が多くベトベトしています。
完熟した堆肥は、手にとってみると人肌のように温かく、握るとわずかに水分がある程度でサラサラしています。