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今さら聞けない「葬儀」のギモン ~誰にも聞けない「相続」の話。誰かおしえて!(Vol.6)~

コラム

仕事に趣味、子育てにと忙しい虹野コウイチさん。そんなアラフォー男子に届いたのが、お世話になった方の突然の訃報。「お葬式の参列は初めて。知らないことばかりだよ。困ったな」
「お葬式のことなら、私にまかせてよ!」。悩む夫のギモンに答えるのは、奥さんのアカリさん。葬儀社に勤める葬祭ディレクターならではの豊富な知識で、コウイチさんのギモンにしっかり答えていきます。さあ、今さら聞けない「葬儀」のギモン。夫婦の会話で、モヤモヤ解消です!

誰にも聞けない「相続」の話。誰かおしえて!(Vol.6)

コウイチ 本人や家族が亡くなると大変なのは、お葬式もそうだけど、その人の「財産」をどうするか。だから最近、「終活」が話題になっているよね。

アカリ そうね。「終活」とは「人生の終わりのための活動」の略。「いざ!」という時に困らないようにあらかじめ準備しておくことで、自分らしく活き活きと過ごすための活動のことね。医療や介護、財産のことなどを「エンディングノート」に書き出して、家族など周りの人に伝えておこうという人も60代・団塊の世代を中心に増えてる。「終活セミナー」なんかも最近よく開かれているわね。

コウイチ 心配はやっぱり、遺産相続かな。ぼく自身の財産はないけど、親父名義の土地・建物と預貯金も多少あるみたいだし。弟とどう分けるか、相続税も気になるよ。

アカリ 相続とは、亡くなった人(被相続人)の遺産を、その配偶者や子どもなどの相続人が受け継ぐこと。故人の遺産を相続できる「法定相続人」は配偶者と血族のみで、相続の優先順位、相続割合(法定相続分)も決められているの。
故人の遺産の全容(何がどのくらいあるか)が確定したら、まず相続人全員が話し合い、「誰が」「どの遺産を」「どれくらい」もらうかを決める。必要に応じて「遺産分割協議書」を作成する。これは不動産の相続登記、預貯金口座の払い戻しや名義変更、相続税の申告などに必要な書類で、法務局や金融機関、税務署などで提出を求められるわよ。

コウイチ なるほど。親父にもしものことがあったら、相続する母さん、ぼく、弟で話し合う、ということだね。でも、遺産分割協議書の作り方なんて分からないよ。

アカリ JAの窓口に相談すれば大丈夫。相続に関する専門の担当者がいるから安心よ。

コウイチ それはよかった。でも、遺産相続をめぐって家族・親族が争うなんてこともよく聞くじゃない。もしもそんなことになったら困るなあ。

アカリ いわゆる"争族"を避けるためには、遺産の分け方をあらかじめ指定できる「遺言書」を作っている人もいるわね。方法はいくつかあるけど「公正証書遺言」が安心。証人2人の立会いと数万円の費用がかかるけど。

コウイチ もう一つ、心配は相続税。遺産相続したら必ず払わなければいけないの?

アカリ ううん、相続税を払う必要がある人は全体の8%程度よ。相続税には「基礎控除」というのがあって、財産が「法定相続人の数×600万円+3,000万円」以内なら相続税はかからない。ただ、平成27年法改正以前は「法定相続人の数×1,000万円+5,000万円」だったので、かなり減額にはなったけど。

コウイチ なるほど! 親父名義の土地・建物は今住んでる家の分だけだし、何とか基礎控除内に収まるかな。

アカリ そうね。でもお父さん、新聞の経済欄や株式欄よく読んでるし、株式投資などで大きな財産をつくっているかもしれないわよ。

コウイチ うーん、どうなんだろう。まあ、これを機会に、親父と一杯やりながらちょっと話し合ってみようかな。アカリ、ありがとう。

(2022年2月現在)