品種により、色素の含まれる量が違うからです。

りんごには、赤色の色素「アントシアニン(ブルーベリーなどに多く含まれる)」、緑色の色素「クロロフィル(葉緑素)」、黄色の色素「キトサントフィル」などが含まれています。品種により、これらの色素の含まれる量が違うので、皮の色も異なってきます。8月から9月頃に緑色だったりんごが、黄色いシナノゴールドや赤い秋映・シナノスイート・サンふじのように色が分かれてくるのは、木の葉が様々な色に紅葉するのと同じことで、りんごも熟してくると皮の中の緑色を作る色素がなくなり、代わりに赤色や黄色の色素が作られます。味はもちろん、見た目でも楽しめるということが長野のりんごのいいところです。