GREEN RADER
生産購買部 包装資材課の取組み
JA全農長野包装資材課は、機能性の高い包材の普及・拡大や低コスト段ボールの導入推進に取り組むとともに、物流問題へ対応するための規格検討を重点方針として事業を進めました。
新形状段ボールの普及拡大
新形状段ボールの提案として、サニーレタス・グリーンリーフレタス等の段ボールに使用されているノンステープル機能を持つ「カニカニロック」に、新たな機能を追加した「クリックロック」を令和4年度から提案して参りました。改良を重ねながら輸送試験を行い、令和5年12月1日より一部JAに導入されました。従来品と比べロックの強度が上がったことに加え、開封しやすいという機能を持つことで、集荷場での検品作業の負担が軽減し、量販店での開封もしやすくなりました。今後も全農長野では、作業性の向上や販売面に寄与する付加価値の高い機能性を持った包材提案を行います。

低コストオープン箱の導入推進
段ボールの価格が高止まりしているなか、段ボール価格抑制の取り組みとして、ブドウやリンゴ等で使用しているオープン箱に対して、「ストロングコンテナー(王子コンテナー(株)特許品)」「ビクトレイ(レンゴー(株)特許品)」と呼ばれている低コストオープン箱の提案を令和元年から行って参りました。荷詰め試験や輸送試験を行い、令和5年度までに多くのJAに導入されてきました。今後も果実だけでなく、野菜やきのこ段ボールへの導入に向けて検討を進めます。

オープン箱の現行箱(左)と低コストオープン箱(右)
段ボール11型パレット適合サイズ検討
物流業界では、働き方改革関連法の規制「2024年問題」によりドライバーの確保や拘束時間の削減が必須となっています。段ボール業界も例外ではなく、荷役作業の見直しや輸送効率向上など物流改善が求められています。そのような課題のなか、包装資材課では各段ボールメーカー、販売部署と連携し、野菜をはじめ果実・きのこ・花きにおける段ボール11型パレット適合統一規格の検討を重点的に実施しました。なかでも野菜品目(ハクサイ・キャベツ・レタス)については実際に11型パレットを用いて検討を行い、来年度キャベツにて輸送試験を予定しています。
積載効率を向上させるために、パレットへの積み付け方の変更や、内容物の入数変更などを検討しましたが、品種形状・産地状況など課題が多く難しい取り組みです。物流改善だけでなく生産者の作業効率を含めたトータル改善を目標とし、引き続き取り組みを継続して参ります。

11型パレットへのレタスの積み付け

11型パレットへのキャベツの積み付け

11型パレットへのハクサイ平箱の積み付け