JA全農長野畜産酪農課は10月22日(水)、第78回長野県畜産共進会肉豚の部を松本市の㈱長野県食肉公社で開催しました。
審査には、県内の養豚農家から生後150日以上180日未満の肉豚枝肉12組24頭(雌1頭、去勢1頭/組)が出品され、松崎良一審査委員長(長野県畜産試験場長)をはじめ5名の審査員が、個体ごとの優秀性や組内の相似性などを厳正に審査しました。

枝肉審査の様子
今回は、2頭の枝肉重量差が審査基準の±5㎏以内を超える出品もあり、養豚農家の飼養管理や出荷適齢期を見極める技術の高さがうかがえました。
特別優秀賞ならびに県知事賞に選ばれた(有)岩垂原エスピーエフ農場(JA松本ハイランド)の枝肉は、雌去勢とともに、モモの厚み、脂肪付着も均一で、全体的に体系が揃った優秀な枝肉でした。優秀賞は去勢の部と雌の部から個体ごとに審査しそれぞれ3頭が選ばれました。
今夏の豚肉相場は、全国的な頭数不足や輸入豚肉の不安定な入荷状況などの影響から過去最高値で推移しました。一方、昨年同様、猛暑による豚の発育遅延も見られました。畜産を取り巻く環境は、飼料原料の国際的な高騰円安や原油高など様々な情勢が起因して生産コストの高止まりが続いています。また、生産者の高齢化や後継者不足、施設の老朽化、地域での環境対策など、多くの課題を抱えており、豚熱をはじめとする感染症対策の再徹底も重要です。
JAグループでは生産コストの高騰に伴う価格転嫁への理解醸成活動と消費拡大を呼びかけています。全農長野畜産酪農課は、県内で生産される安全で安心なおいしい信州産の生産基盤を維持し、農家経営安定とより一層の品質向上、消費拡大に取り組んでまいります。

表彰式は審査会とは別日に開催