だから、おいしい。長野のレタス

長野県はレタスの生産量、日本一。新鮮なレタスが毎朝、全国に向けて出荷されます。では、長野のレタスはどのように栽培されているのでしょうか。

 

1. 土づくり・土おこし

美味しいレタスを作るためには、土が大切です。
トラクターで「土おこし」をすることで土に空気が含まれ、太陽消毒されるので、
野菜の根がよく伸びるようになります。

2. 畝たて(うねたて)・マルチ張り

専用の機械を使って、畝とマルチ張りを同時に行います。
マルチを張ることで、除草剤などをほとんど使わない、安心・安全なレタスの生産ができるようになりました。

3. 播種(はしゅ)

苗を育てるための容器に土を入れ、専用の機械で一つの場所にひとつ、種を入れていきます。
その後、上から土をかぶせて暖かいビニールハウスの中で育てます。

4. 育苗(いくびょう)

種まきから苗作りまでは、およそ25日間かかります。
ビニールハウス内の室温は18〜20度程度に保ち、水もしっかりあげながら、計画的に苗を育てていきます。

5. 定植(ていしょく)

育った苗をハウスから畑に移します。葉も根も柔らかいので、1 本ずつ丁寧に手で植えていきます。
この時に乱暴に扱うと、せっかく植えた苗が枯れてしまうこともあります。

6. 生育

土をおおっているマルチは日光をよく吸収し、気温の変化や風、乾燥などから野菜の根を守ります。
そして、朝晩の寒暖差が美味しいレタスを育ててくれます。

7. 収穫

苗を植えてから40日〜45日ほどで生長したレタスを、一つひとつ丁寧に、専用の包丁を使って手作業で収穫します。
レタスの鮮度を保つため、まだ日が昇る前の、気温が低いうちから収穫を始めます。

▽収穫の動画はこちら

ここがポイント!

専用の包丁で収穫されたレタスは、すぐに箱詰めするのではなく一度裏返して並べ、切り口を水で洗浄することで変色を防ぎ鮮度を保ちます。

 

8. 洗浄

収穫したレタスは、箱に詰める前に一度裏返して並べ、切り口を水で洗います。洗うことで変色を防ぎ、鮮度を保ちます。洗浄が終わったらいよいよ箱詰めです。

9. 箱詰め

レタスの向きを確認しながら一つひとつていねいに箱に詰めていきます。気温が上がる前に箱詰めまで行うため、収穫のシーズンは農家総出で朝の暗いうちから作業に取りかかっています。

10. 集荷

箱詰めしたレタスを大きなトラックでJAの集荷場に運びます。涼しいうちに集められたレタスは、どれも新鮮そのものです。
新鮮なレタスを届けるため、ここから発送までは時間との勝負です。

11. 検査・予冷(よれい)

集荷されたレタスは、JAの検査員によって手早くチェックされていきます。検査に合格したレタスは、鮮度を保つため、空気を抜きながら急速に冷やすことができる大きな冷蔵庫(真空冷却装置)に入れます。

12. 発送

冷蔵庫で予冷したレタスは低温輸送車に積んで、その日のうちに全国へ運ばれていきます。

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