JA全農長野生産振興課は1月25日(木)、JA長野県ビルアクティーホールで約4年ぶりとなる「リンゴ高密植栽培推進大会」を開催しました。
生産振興課では(旧)JA長野県営農センター時代から果樹生産振興の柱としてリンゴ高密植栽培を推進し、フェザー苗木の生産や技術指導を行ってきました。
今回は、栽培上の課題や栽培技術を共有するとともに産地間・生産者間のネットワークづくりを目的に大会を開催し約130名が参加しました。
生産振興課の堀内昌彦専門役からは、当課フェザー苗木の供給本数は約6万本を超え、リンゴ高密植っ栽培は喧嘩で465ヘクタールほどに拡大したことを説明。玉井浩技術審議役からは、本年度に実施した海外視察からイタリア南チロル地方の栽培について報告。イタリア南チロルのリンゴ栽培は高密植栽培が主流であり、着果管理や機械化体系など様々な点が日本と異なることや、目標とする果実が1ランク大きくなっていること、着火管理や適期収穫を目的とした収穫回数増により果実品質が向上していることを説明しました。

事例発表ではJAあづみの生産者、林賢一さんが、今まで取り組んできた内容を失敗談も交えながら説明し、「樹勢を弱らせると花芽も少なく凍害の発生リスクが多くなる。排水性や土壌診断を行い適正な樹勢を維持することが重要」と話しました。また、強風によるトレリス倒壊の経験からトレリス強度保持のポイントや定植時の注意点について発表しました。

元JA長野県営農センター長の沖村俊彦アドバイザーからは「長野県リンゴ産地の再興に向けて」と題して県下のリンゴ生産状況や、再興に向けて「リンゴ生産量が減少している状況下では、高密植栽培の取り組みを強化し10aあたりの収量を上げることが最も重要である」と説明しました。

リンゴ高密植栽培は苗木の供給により栽培面積は拡大していますが、樹勢の維持・終了確保・省力化・災害対策など課題もあります。今後も引き続き長野県産リンゴの安定性産を目指してリンゴ高密植栽培の生産振興を積極的に進めて参ります。