JA全農長野農業資材課は、令和7年度の機構改編により段ボールや園芸副資材を取り扱う包装資材事業とビニールハウスやマルチ等の生産資材を取り扱う農業資材事業、店舗運営を担う資材店舗事業が一つとなった部署になりました。農業資材関連業務を一手に行うことで業務の効率的運営を目指し、対応力を強化しています。
1.需要結集マルチの取り組み
ポリマルチの価格は原料となる石油製品の高止まりにより値上げが続いています。安価な資材供給のため規格と荷下ろし場所を集約する需要結集に取り組み、メーカーの閑散期の製造や値上げ前の引き取りを条件に、より安価な価格を引き出すことが出来ました。結果、令和7年度、県下で344ha分の受注となり前年より215%の増と大幅なコストダウンに結び付けることができました。
2.環境負荷低減マルチの取り組み
環境負荷低減の取り組みとして、従来のポリマルチより厚みの薄い薄膜マルチの拡大と生分解性マルチの普及を進めてきました。
薄膜マルチは従来のマルチより約20%薄く、廃プラスチック処理量の低減に貢献しています。また、価格面についても安価なことからコスト低減対策として有効な資材であり、さらなる普及拡大を進めます。
生分解性マルチは使用後畑に鋤き込むことで分解し、廃プラスチック処理の必要がない環境にやさしい省力資材です。しかし、ポリマルチと比べ価格が高いことが課題となっているため、従来品より薄く、低コストである「とらーず」の普及にも取り組んでいます。試験では、薄くても分解速度は従来品と遜色無い結果が得られ、導入されるJAが増えてきました。

薄膜マルチ展張後のレタス定植作業の様子

薄膜マルチの剥ぎ取り作業

きゅうりの高温障害対策として白黒マルチを試験

生分解性マルチ「とらーず」試験の様子
農業資材課は、今後も安価な資材供給、環境負荷低減への取り組みを行っていきます。