葬儀の知識
葬儀の基本・流れ(出棺/火葬・葬儀・法要/会食)
出棺・火葬
※出棺・火葬は、葬儀・告別式の前に行う場合と、後に行う場合があります。
出棺の儀
- 棺に花などを入れて、お別れをします。ただし、地域により花は納棺の時に入れることもあります。
- 棺のふたを閉めます。
- 棺を霊柩車に納めます。
- 位牌、遺影をもちます。
- 遺族代表が謝辞を述べる場合があります。

火葬
- 火葬許可証を提出します。
- 柩を安置し、最後のお別れをします。
- 火葬が終わるのを待ち、拾骨します。
- 火葬執行済みの印が押された火葬許可証を受け取ります。
ワンポイントアドバイス
【出棺の釘打ち】 棺のふたを閉める時、死者が迷わず旅立つことを願い、喪主から順に、二回ずつ、小石で軽く釘をたたいて釘打ちをします。現在では釘打ちをせずに、ふたを閉めることで代える場合が多くなっています。 【清めの塩】 帰ってきたとき、塩をまいて、死のけがれをはらう習慣があります。仏教の立場(特に浄土真宗)では、死をけがれと見なさないので必要ありませんが、気になるならまきます。
葬儀
ご葬儀の前に
- 司会と打ち合わせをします。
- 式次第や焼香順、弔辞・弔電、お名前の読み方など、確認します
- 僧侶、来賓、世話役の方々に挨拶します。
ご葬儀
- 開式10分前には着席します。
- 僧侶を迎えます。
- 僧侶が読経します。
- 弔辞があれば弔辞をいただきます。
- 弔電が読みあげられます。
- 僧侶が読経し、喪主から順に遺族が焼香します。
- 来賓・ご会葬者の焼香をいただきます。
- 僧侶を見送ります。
- 遺族代表が謝辞を述べます。

法要・会食
ご遺族の対応
法要
- 僧侶が読経します。
- 焼香します。
会食
- 手伝っていただいた人たちの労をねぎらい、僧侶を主賓に迎えて会食をします。
- 遺族は末席に座ります。
宗派や地域により「精進落とし」「精進上げ」「お斎」など呼び方は異なります

翌日以降
- お世話になった方への挨拶回りをし、挨拶に行けない場合は礼状を送ります。
- 支払いを済ませ、借りた物は返却します。
葬儀費用は相続税の控除対象になるので、領収書はすべて保管します
JA側の対応
その後の法事の段取りや、お位牌、お墓などについて相談を承ります
ワンポイントアドバイス
【繰り上げ法要】 親戚一同が集まりにくい現在では、葬儀当日の法要を初七日法要として執り行うことが多くなっています。
また、法要の前に、埋葬・納骨を済ませる場合も多くみられます。 【忌明け法要】 命日から49日目に僧侶のほか、近親者や友人・知人を招いて行います。現在ではその前の日曜日などに行うことが多くなっています。